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2023おうし座北流星群はいつ?方角やピーク時間・見え方・色ついて解説!

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国内で観測される流星群の中で活動期間が最も長くて知られている、おうし座流星群。

しかも、流星群の放射点が2つ存在し「おうし座北流星群」と「おうし座南流星群」と呼ばれています。

今回は放射点が「北群」にある、おうし座北流星群についてお話ししていきます。

この記事てわかること

・2023おうし座北流星群はいつ?
・おうし座北流星群の方角は?
・おうし座北流星群のピーク時間は?
・おうし座流北星群の見え方・色は?

について解説していきますので、ご参考までにどうぞ。

2023おうし座北流星群はいつ?

おうし座北流星群は10月20日から12月10日にかけて活動が活発になります。

最も活動が活発になる極大日が、11月12日頃と予想されています。

その日に昇ってくる月は、新月に近いため月明かりの影響もなく観測には良い条件となりそうです。

おうし座北流星群は他の流星群と違って、大きなピークがないのが特徴と言われています。

おうし座北流星群の方角は?

おうし座北流星群は11月11日の日没後、東京では夕方5時頃から流星が飛び出す中心となる点「放射点」が東北東から昇り始めます。

その後、放射点が高く昇って12日の深夜0時すぎに最も高い位置に達すると予想されています。

放射点が南中付近まで昇ってしまえば、観測に適した方角は特にないので空全体を見渡せる場所で流星が見られそうです。

月が昇り始めるのが12日の午前5時頃ですが、新月に近い月のため暗いので一晩中観測できそうです。

おうし座北流星群のピーク時間は?

おうし座北流星群は11月11日の夕方5時頃から12日夜明け前までがピーク時間となりそうです。

他の流星群と違って、大きなピークがないので1時間に数個ほどの流星が見られると予想されています。

おうし座北流星群を観測する場合は、気長に待つ覚悟が必要かもしれません。

11月は冬の季節になりますので、屋外での観測はしっかりとした防寒対策で出かけるよう心がけてくださいね。

おうし座流北星群の見え方・色は?

おうし座北流星群は対地速度が遅いので、流星もゆっくりと流れて見えるようです。

対地速度とは、流星のもととなる塵が地球に飛び込んでくる速度のこと

また、流星の色も特徴があり「オレンジ系」が多いと言われています。

おうし座北流星群は流星の出現数が少ないのにも関わらず人気があるようです。

理由として、火の玉がメラメラと燃えているような流星「火球」が出現するからだそうです。

もともと流星の出現数も少ないので、もし火球が見られたらラッキーかもしれませんね。

おうし座北流星群の天気は?

おうし座北流星群を観測する際に気になるのは、当日の天気ですよね。

雨が降っていたり、曇っていたら観測どころではありません。

過去の記録をもとに当日の天気を予想してみてはいかがでしょうか。

主要な4都道府県の11月11日の過去3年間の気象記録をまとめてみました。

東京都 北海道 大阪府 沖縄県
2022年 晴れ 晴れのち曇り 晴れ 曇りのち雨
10.4℃ 4.0℃ 12.1℃ 21.5℃
2021年 晴れ 晴れのち雨 雨のち曇り 晴れ
10.8℃ 7.3℃ 11.4℃ 18.3℃
2020年 晴れ 雪のち晴れ 晴れ 曇りのち雨
8.5℃ 0.0℃ 8.3℃ 21.6℃

各地の天気はバラバラですが、沖縄県を除くと最低気温が低いことがわかります。

観測途中に雨が降る可能性も考えて、傘などの雨具を用意しておくと安心ですよ。

屋外での観測は、厚手の上着を用意する等して寒さ対策をしっかりと行うようにしてください。

おうし座北流星群とは?

おうし座流星群は、おうし座の中に放射点がある流星群になります。

南流星群(南群)と北流星群(北群)に分かれており、放射点や活動時期も異なっています。

おうし座北流星群は、10月下旬から12月上旬に活動が活発になり、11月12日頃に極大と予想されています。

目立ったピークがないのが特徴で、1ヶ月半くらいの長い期間にわたって1時間あたり数個程度の流星が見られると言われています。

ちなみに母彗星はエンケ彗星で、3.3年の周期で太陽のまわりを公転しています。

現在知られている周期彗星の中で2番目に周期が短いと言われており、周期毎で流星の出現数にも増減があるようです。

流星群を見つけやすくする3つのポイント

流星群を見つけやすくするには次のポイントがあります。

誰でも簡単に行えますので試してみましょう。

流星群を見つけやすくするポイント1

できるだけ街灯など人口の明かりが少ない場所を選びましょう。

人口の明かりが多いと、その明るさが邪魔になり暗い流星が見れなくなってしまう可能性が高くなります。

見ることができる流星の数も少なくなってしまいます。

流星群を見つけやすくするポイント2

できるだけ空を広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントになります。

放射点の方向だけにこだわらず、広い範囲で空に注意を向けるようにしましょう。

流星群は放射点のある方向だけに出現するわけではなく、空に四方八方出現すると言われています。

空を広く見渡していたほうが、より多くの流星を見れる可能性が高くなります。

流星群を見つけやすくするポイント3

月が昇っている場合は、月を正面にして観測することは避けたほうが良いでしょう。

明るい月であれば特に月明かりに邪魔されて、暗い流星が見えなくなってしまいます。

暗い夜空を広く見渡して、見ることができる流星の数を減らさないのも重要なポイントになります。

おうし座北流星群以外の主な流星群とは?

おうし座北流星群以外に国内で観測される主な流星群の一覧になります。

毎年、多くの流星が出現する3つの流星群「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」を「三大流星群」と呼んでいます。

流星群名称 活動期間 極大日
しぶんぎ座流星群 12月28日 -1月12日 1月4日頃
4月こと座流星群 4月14日 – 4月30日 4月22日頃
みずがめ座η流星群 4月19日 – 5月28日 5月6日頃
みずがめ座δ流星群 7月12日 – 8月23日 7月30日頃
やぎ座α流星群 7月3日 – 8月15日 7月30日頃
ペルセウス座流星群 7月17日 – 8月24日 8月13日頃
はくちょう座κ流星群 8月8日 – 8月25日 8月17日頃
10月りゅう座流星群 10月6日 – 10月10日 10月8日頃
おうし座南流星群 9月10日 – 11月20日 10月10日頃
オリオン座流星群 10月2日 – 11月7日 10月21日頃
おうし座北流星群 10月20日 – 12月10日 11月12日頃
しし座流星群 11月6日 – 11月30日 11月18日頃
ふたご座流星群 12月4日 – 12月17日 12月14日頃
こぐま座流星群 12月17日 – 12月26日 12月23日頃

まとめ

今回は、2023おうし座北流星群はいつなのか?観測に適した方角やピーク時間・見え方・色ついてお伝えしてきました。

おうし座北流星群は10月20日から12月10日に活動が活発になり、11月12日頃に極大となるようです。

深夜0時を過ぎると放射点が高い位置にあるため、方角は気にせず空全体を見渡せる場所で流星を観測するのがおすすめです。

おうし座北流星群には、大きなピークはないようなので1時間で数個の流星を気長に待つ観測方法になりそうです。

色にも特徴があり、オレンジ系の流星が多く観測できるようです。

寒い季節ではありますが、火球と呼ばれているレアな流星が見れるチャンスです。

防寒対策をしてお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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