三大流星群のひとつで、毎年多くの流星が見られ年間最大の流星群で知られている、ふたご座流星群。
観測条件が良いと1時間に100個程度流星が見られるのも珍しくないようです。
今回はそんな大人気のふたご座流星群について解説していきます。
・【2023】ふたご座流星群はいつ?
・ふたご座流星群の見頃な時間は?
・ふたご座流星群の方角は?
について解説していきますので、ご参考にどうぞ。
Contents
【2023】ふたご座流星群はいつ?
2023年のふたご座流星群は、12月15日の午前4時ごろに活動が最も活発になり多くの流星が見られると予想されています。
ふたご座流星群の出現期間は、12月4日〜12月17日頃になっています。
放射点と呼ばれる流星が飛び出す中心となる点が60度ほどの高い位置にあるので観測しやすい流星群になります。
放射点も一晩中昇っているようなので、夜遅い時間になると真上から四方八方に降り注ぐような流星が観測できそうです。
また、12月13日が新月となり月が昇っても月明かりの影響を受けることもなく観測には良い条件となります。
ふたご座流星群の見頃な時間は?
ふたご座流星群の見頃な時間はいつなのか気になりますよね。
ずばり、ふたご座流星群の見頃な時間は12月14日の夜から12月15日の明け方と考えられます。
あくまでも予想にはなりますが、おすすめ観察日時をまとめてみました。
おすすめ度 | 観察日時 |
---|---|
★★★ | 12月13日の21時頃から14日の夜明けまで |
★★★ | 12月14日の21時頃から15日の夜明けまで |
★★ | 12月11日の21時頃から12日の夜明けまで |
★★ | 12月12日の21時頃から13日の夜明けまで |
★★ | 12月15日の21時頃から16日の夜明けまで |
★ | 12月10日の21時頃から11日の夜明けまで |
ふたご座流星群は活動が最も活発になるのは12月15日の午前4時ごろと言われています。
しかし、平日の午前4時に見れる人はなかなかいないのかもしれません。
具体的に見頃になる時間は、だいたい夜21時ごろからだと考えられます。
平日の夜21時ごろであれば観察しやすい時間ではないでしょうか。
流星群の数もピーク時よりは少ないようですが、1時間で30個くらいの流星は観察できそうです。
ちなみにここ数年のうちでは、最も多く流星が観測できる絶好の観察条件と言われている年のようです。
ふたご座流星群の方角は?
ふたご座流星群の放射点は東の方角から昇り始めて、天頂付近まで昇ったあと沈んでいきます。
12月14日の午後6時ごろから放射点が昇り始めるので、東の空を中心に観測を行うのがおすすめです。
観測する時間にもよりますが、夜21時くらいになると放射点が高い位置に昇っているため空全体を眺めるだけで観測ができるようになるようです。
夜ふかししても大丈夫な人は、午前2時ごろに放射点が天頂付近まで昇っているので真上から降り注ぐ流星群に出会うはずです。
ふたご座流星群の天気は?
ふたご座流星群を観測するために気になるのが天気になります。
曇っていたり雨が降っていれば流星群を観察することが困難になります。
12月は冬なので気温がどうなっているのかも気になるところですよね。
過去の気象データを調べてみました。
年月日 | 都道府県 | 天気 | 最高気温 | 最低気温 |
2022年12月14日 | 北海道 | 曇りのち雪 | 1.4℃ | −2.1℃ |
2021年12月14日 | 雪のち晴れ | 4.0℃ | −0.9℃ | |
2022年12月14日 | 東京都 | 晴れ | 15.4℃ | 6.1℃ |
2021年12月14日 | 晴れのち雨 | 6.4℃ | 3.7℃ | |
2022年12月14日 | 大阪府 | 曇りのち晴れ | 12.1℃ | 9.9℃ |
2021年12月14日 | 晴れ | 11.9℃ | 4.2℃ | |
2022年12月14日 | 沖縄県 | 曇り一時雨 | 19.7℃ | 16.0℃ |
2021年12月14日 | 晴れ | 22.0℃ | 16.9℃ |
今回は主要な4都道府県を対象としました。
沖縄県以外は過去2年間、最低気温が10℃を下回っているようでした。
もし絶好な観測天気になっても、寒さ対策をしないと凍えてしまいそうな気温なので防寒着の着用は必須となりそうです。
温かい飲み物と一緒に観察することをおすすめします。
流星群を見つけやすくする3つのポイント
流星群を見つけやすくするためには次のポイントがあります。
簡単にできることなので試してみてください。
流星群を見つけやすくするポイント1
できるだけ街灯などの人口の明かりの少ない場所を選びましょう。
人口の明かりが多いと、その明るさに邪魔されて暗い流星が見づらくなってしまいます。
見ることができる流星の数が少なくなる可能性が高くなってしまいます。
流星群を見つけやすくするポイント2
空を広い範囲で見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントになります。
放射点の方向だけにこだわらず、空の広い範囲に注意を向けましょう。
流星群は、放射点のある方向だけに出現するわけではなく、空の四方八方から出現すると言われています。
空を広く見渡しているほうが、より多くの流星を見れる可能性が高くなります。
流星群を見つけやすくするポイント3
明るい月が昇っている場合には、月を正面にしての観測は避けたほうが良いでしょう。
月明かりに邪魔されて、暗い流星が見てなくなってしまいます。
月を背にして、空をできるだけ広く観測すれば見れる流星の数が増える可能性が高くなります。
ふたご座流星群以外の主な流星群とは?
ふたご座流星群以外に毎年、国内で比較的に活発に観測される主な流星群になります。
この中でも、毎年多くの流星が観測される「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」は三大流星群と呼ばれています。
流星群名 | 出現期間 | 極大日 |
しぶんぎ座流星群 | 12月28日 -1月12日 | 1月4日頃 |
4月こと座流星群 | 4月14日 – 4月30日 | 4月22日頃 |
みずがめ座η流星群 | 4月19日 – 5月28日 | 5月6日頃 |
みずがめ座δ流星群 | 7月12日 – 8月23日 | 7月30日頃 |
やぎ座α流星群 | 7月3日 – 8月15日 | 7月30日頃 |
ペルセウス座流星群 | 7月17日 – 8月24日 | 8月13日頃 |
はくちょう座κ流星群 | 8月8日 – 8月25日 | 8月17日頃 |
10月りゅう座流星群 | 10月6日 – 10月10日 | 10月8日頃 |
おうし座南流星群 | 9月10日 – 11月20日 | 10月10日頃 |
オリオン座流星群 | 10月2日 – 11月7日 | 10月21日頃 |
おうし座北流星群 | 10月20日 – 12月10日 | 11月12日頃 |
しし座流星群 | 11月6日 – 11月30日 | 11月18日頃 |
ふたご座流星群 | 12月4日 – 12月17日 | 12月15日4時 |
こぐま座流星群 | 12月17日 – 12月26日 | 12月23日頃 |
まとめ
今回は、ふたご座流星群はいつ見れるのか?観測に見頃な時間はあるか?見やすい方角についてお伝えしてきました。
2023年のふたご座流星群は、12月15日の午前4時ごろに活動が最も活発になると予想されています。
平日でも無理なく観測できるのは、12月13日〜14日の21時すぎではないかと考えられます。
観測しやすい方角は、午後6時くらいは東の空を中心に21時すぎは空全体を見上げるようにするのがおすすめです。
12月ということもあり、夜の気温が10℃を下回るかもしれないので観測時は防寒着必須となりそうです。
夜空に降り注ぐ、ふたご座流星群のシャワーを眺めて見るのいかがでしょうか。