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蛍の生息地は?日本や海外での違いや環境づくりについて解説!

蛍 生息地
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これから蛍を鑑賞したいと思った場合、そもそもどこに生息しているのかという疑問を持たれるはずです。

都会に住んでいる若者であれば、蛍は見たことがないでしょうし、地方に住んでいてもなかなか見る機会はありません。

この記事で分かること

・蛍の生息地・日本
・蛍の生息地・海外
・蛍の環境づくり

についてお話しします。

蛍の日本での生息地は?

結論から言いますと、蛍は日本各地に存在しています。

たとえば、北海道や本州、四国、九州などです。

意外かもしれませんが、東京都でも蛍は鑑賞できるので、それ以外のエリアでも蛍は生息しています。

東京23区には存在していませんが、かなり田舎の東部地方では、ほたる公園があるくらいです。

福生市の多摩川中央公園の近くにある「ほたる公園」では、数匹の蛍が鑑賞できます。

では、蛍はどこに生息しているのか。

それは、

・街灯の少ないところ
・静かできれいな水辺
・餌となる巻貝が存在している
・産卵できる苔がある
・ふ化後の土草がある

ことが条件となっています。

これだけの厳しい条件は、今の日本ではどんどん少なくなっているため、蛍が身近に見られなくなったのはそのためです。

まだ絶滅危惧種ではありませんが、20年後30年後などの遠い未来は、もしかしたらそうなってしまうのかもしれません。

蛍が鑑賞できる場所

宮城県:東和町鱒淵のゲンジボタル
東京都:久我山ホタル祭り
長野県:信州辰野ほたる祭
愛知県:鳥川ホタルの里
三重県:鈴鹿ほたるの里
奈良県:奈良県宇陀市のホタル
兵庫県:奥米地
広島県:小梨町
徳島県:増川ホタルまつり
長崎県:ほたるのふるさと相河川

すべてではありませんが、各地で蛍は鑑賞できます。

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日本にはどんな蛍が生息しているの?

日本では50種類くらいの蛍が生息していますが、

・ゲンジボタル
・ヒメボタル
・ヘイケボタル

この3種類が主になっています。

とくにゲンジボタルは、日本独特の蛍のため、海外では鑑賞できない貴重な存在と言えます。

ゲンジボタルは日本の蛍のなかでも最も大きく15mmで、ヘイケボタルが10mm、ヒメボタルが最も小さく5mm程度です。

ゲンジボタルはサイズが大きい分、光りかたもすごく良くて見栄えが良いという特徴があります。

ゲンジボタルは全国に生息していますが、北海道には存在していません。

餌となるカワニナという貝がいる場所に、ゲンジボタルは生息しています。

またそれ以外では、水温は高くても20度くらい、川の流れるスピードは秒速40cmまで、水深は深くても50cmくらいの場所が適しています。

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蛍の海外の生息地は?

蛍と言えば、なんとなく日本にしか生息していないというイメージを持たれていませんか。

実は蛍は海外でも存在しています。

そもそも蛍は2000種類以上存在しており、そのうちの数十種類しか日本に生息していません。

つまり、ほとんどの蛍は海外に生息していると考えるべきでしょう。

生息できる環境は同じですから、そういう場所に行けば海外でも蛍は鑑賞できます。

例えば、

・北米
・中南米
・中国
・韓国
・台湾
・タイ
・アフリカ
・ヨーロッパ
・オーストラリア
・イスラエル

などに蛍は生息しています。

例えば北米でしたら、ロッキー山脈やジョージア州、フロリダ州に蛍が生息しています。

北アメリカでは、蛍をBig Diperと呼んでおり、訳すと北斗七星となります。

マレーシアでは、クアラルンプールやセランゴール川で蛍が鑑賞できます。

海外では場所によってはホタル観賞ツアーが開催されているほど人気のイベントとなっています。

日本の蛍は頭がピンクっぽいですが、海外では黄色やオレンジのような全く雰囲気の異なる蛍がたくさん存在しています。

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蛍は海外ではどう呼ばれているの?

北アメリカでは、Big Diperと呼びますが、それ以外のエリアではどうでしょうか。

アメリカ・Fire Fly
フランス・luciole
イタリア・lucciola
ドイツ・Glühwürmchen
スペイン・luciérnaga
ギリシャ:πυγολαμπίδα

アメリカのファイヤフライはなんとなくイメージできますが、その他エリアの蛍は全く想像ができませんね。

イタリアのlucciola(るっちょら)は、オシャレなイタリアンのお店の店名などに使用されています。

蛍はどうやって環境づくりをしているの?

年々、蛍が生息できる場所は減ってきています。

やはり昭和の時代と比べると、きれいな水辺というのは減っているはずです。

たとえば、河川の汚れや農薬の問題、そして街灯が増えてきたことにも影響しています。

ですが自治体によっては蛍が生息できるよう、管理を行っていることも少なくありません。

・ホタルの生息川や下池の清掃、ホタルの生息に必要な水量を安定的に確保する
・餌であるカワニナを採取して生息川にまく
・地域住民のふれあいの場としてホタル観賞会を実施する

などを各自治体や蛍を守る会が行っています。

逆に、これらの活動をしないと蛍が見られる確率はどんどん減っていき、絶滅につながる可能性があります。

まとめ

蛍の生息地は、日本だけではなく海外まで幅広いということが分かりました。

日本では50種類くらいの蛍が鑑賞できますが、そのほとんどは、ゲンジボタル、ヒメボタル、ヘイケボタルの3種類となっています。

もし蛍に興味がありましたら、ぜひ観測できる場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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