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蛍の種類は2000種類以上?光りかたや日本にしか生息していないのかを調査!

蛍 種類
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蛍の時期になると、人気のスポットに鑑賞しに行こうとお考えではありませんか。

ですが、その前に蛍にはどれくらいの種類が存在しているのかを知ったうえで行くと、もっと楽しくなれるはずです。

蛍は1種類だけかなと思ってしまいますが、実は予想以上に多くの種類が存在しています。

この記事で分かること

・蛍の種類
・蛍の光りかた
・蛍は日本だけに生息しているのか

についてお話しします。

蛍は2000種類以上存在しているって本当?

実は蛍は2200種類以上存在している、ということをご存じでしたでしょうか。

ただし、2200種類以上は日本や海外を含むすべてが対象です。

日本ではそのうちの50種類程度が生息していると言われています。

そのなかでも有名なのは、ゲンジボタルやヘイケボタル、ヒメボタルではないでしょうか。

それ以外でもオバボタルやムネクリイロボタル、そして沖縄に生息している蛍などさまざまです。

ですが、一般の人からすれば蛍はどれも同じように見えるレベルの外見をしています。

頭がピンクや赤っぽくて他は黒いので、蛍のプロではない限り見分けるのは困難だと言えます。

ゲンジボタル

ゲンジボタルとは源氏蛍とも言い、体長15mmと、日本で鑑賞できるもっとも大きなサイズの蛍です。

全体的に黒色ですが、胸部がピンク色をしており、よく見ると十字架のような模様が見られます。

オスよりもメスのサイズが大きいという特徴があります。

日本では、水がきれいな川に生息しており、観測時期は5月から7月の間となっています。

ヘイケボタル

ゲンジボタルの次に大きいのがヘイケボタルです。

ヘイケボタルのサイズは10mmくらいと小型サイズではありますが、目視でも見られるほどの大きさです。

ヘイケボタルは少し汚れた場所でも生息できるほど、強い個体でもあります。

また、ヘイケボタルは日本だけではなく海外でも生息しています。

ヘイケボタルはゲンジボタルとかなり似ていますが、十字架のようなマークはありません。

発光力はかなり弱く、不規則に点滅します。

ヒメボタル

日本で鑑賞できる蛍のなかでも、もっとも小さいのはヒメボタルです。

ヒメボタルは幼虫期も陸で生活するため、ほかの蛍とは少し異なります。

サイズは6mmくらいと、ゲンジボタルの3分の1サイズですから、かなり小さいです。

ヒメボタルはかなり貴重な存在で、なかなか見られるものではありません。

なぜなら、ヒメボタルは標高600m以上の山地に生息しているからです。

東京では標高1000mを超える場所に生息していますが、エリアでみると数えるほどしかありません。

オバボタル

ほとんど発光しませんが、オバボタルという種類も存在しています。

体長は7mmくらいで、全国で見られる種類の蛍です。

しかもオバボタルは、プロポーズのために発光を行わない蛍としても知られています。

オバボタルは昼間に活動的になることもあり、発光そのものを見るのが難しいです。

ムネクリイロボタル

前胸が栗色をしていることから、ムネクリイロボタルと名付けられました。

大きさは6mmくらいで、かなり小型サイズの蛍です。

毎年6月から7月にかけて、山林や草地などで鑑賞できます。

ムネクリイロボタルはオキナワエダヒゲボタルに似ていますが、前者のほうが発光度合いが強めです。

カタモンミナミボタル

体長5mmくらいと、ヒメボタル並みに小さいのがカタモンミナミボタルです。

カタモンミナミボタルは、小型で羽の肩に栗色の斑点があるため、このような名前が付けられました。

実はカタモンミナミボタルは、最近になってようやく発光が確認されたくらいの貴重な蛍です。

しかし、生態の多くはまだ謎に包まれています。

オキナワマドボタル

名前の通り、沖縄の石垣島や西表島に生息する蛍です。

そのサイズはなんと10mmと、ヘイケボタルくらいの大きさを誇ります。

メスは14mmとかなり大型サイズです。

オキナワマドボタルは沖縄でしか見られない貴重な蛍のため、そのためだけに来られる観光客も多いです。

 

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蛍と外見が似たような虫が複数存在する?

蛍って一見どこにでもいるような外見をしていませんか。

蛍だ!って思っても、全然光らなくて悲しくなった人もいるでしょう。

たとえば、ジョウカイボンという虫は蛍にそっくりですから間違いやすいです。

ただ、ジョウカイボンは頭がピンクや赤ではなく、種類によってはオレンジ傾向が強いので違いがはっきりと分かります。

ですが、ジョウカイボンそのものは蛍の仲間に分類されているようですから、種類で見れば遠くはないのだと考えられます。

それ以外にも、小さな黒い虫を見かけると蛍かもしれないと思うかもしれませんが、観覧場所が住宅街などであれば別な虫の可能性が高いです。

蛍は光がない、きれいな水辺に生息しているからです。

住宅街のような水辺がなく明るい場所には好んで来ません。

蛍はどうやって光るの?

生き物によって体が発光したり毒をもっていたりしますよね。

虫の中でも光るというのは、蛍独特なものですからなぜ?と不思議に感じられるものです。

蛍のお尻にはルシフェリンという発光物質と、ルシフェラーゼという発光を助ける物質を持っています。

つまり蛍は、全体が光るのではなくお尻が発光しているというわけですね。

ちなみに、電球などは触ると熱いですが、蛍は発光するだけで熱くはありません。

蛍は時期になるとオスがメスを探しますが、その際にアピールとして発光させます。

ただし、すべての蛍がアピールのために発光しているわけではありません。

蛍は日本だけしか生息していない?外国は?

蛍と言えば日本独特の生き物だと思ってしまいますが、実は海外にも生息しています。

むしろ日本よりも海外の蛍の種類が多いという特徴があります。

2200種類のうち50種類が日本に生息しているわけですから、2100種類ほどが海外で存在しています。

海外の生息地は、

・中国
・台湾
・インドネシア
・アフリカ
・イラン
・北米

などが該当します。

以外かもしれませんが、アフリカやイランにも蛍は存在しています。

海外では蛍をファイヤフライと呼んでいます。

たしかに、発光している飛行物体ですから、その名にふさわししいと言えますよね。

日本の蛍は主に梅雨時期に見られますが、海外の場所によっては秋に観測できます。

ちなみに、日本でも独特な気候な沖縄県西表島、石垣島に生息するイリオモテボタルは12月くらいに発光するという特徴があります。

まとめ

日本では、環境の変化により蛍がだんだんと見られなくなってきました。

しかし、今でも世界中で2000種類以上が確認されているくらい、メジャーな生き物です。

もし、蛍を鑑賞したいのであれば、適切な時期と適切な場所に行けば実現しますよ。

事前に蛍の種類を知ったうえで鑑賞すれば、より楽しくなるのではないでしょうか。

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