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蛍の光る時期は?ピークや鑑賞するのにうってつけのタイミングを解説

蛍 光る時期
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たくさんいる虫の中でも、蛍は光るというイメージをお持ちの方はおおいはずです。

しかし、そもそもなぜ光るのか、いつどのタイミングで光るのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

小さな虫なのになぜ光るのかを解決できれば、蛍のことをより詳しくなれますよ。

この記事で分かること

・蛍が光る理由
・蛍の光る時期
・蛍の時間帯のピーク

について解説します。

蛍の光る時期は?

結論から言いますと、蛍の光る時期種類にもよりますが5月下旬から8月にかけてまでです。

つまり、梅雨のじめじめした時期が、蛍の光る時期だと考えると間違いありません。

・ゲンジボタル・・・5月下旬~6月下旬
・ヒメボタル・・・5月下旬~6月下旬
・ヘイケボタル・・・6月~8月

なぜこの時期に蛍が光るのか。

それは蛍が暖かい時期を好む傾向にあるからです。

とくに20度以上でなおかつ湿度の高い日であれば、蛍が光る環境が整っていると言ってもいいでしょう。

梅雨の時期は蛍の発光するのにぴったりだと言えますね。

毎年各地では気温が異なりますが、暖かい日が早くなればなるほど、蛍も早く活動してくれます。

ただし、雨が降っていたり強風の日、寒い日は光りませんし出現もしません。

 

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蛍はなぜ光るの?

蛍はかなり小さい生き物なのに、光るのが不思議でなりません。

蛍が光るのはお尻の部分です。

蛍のお尻には、ルシフェリンという発光物質とルシフェラーゼという発光を助ける物質を持っています。

これらが合わさることで蛍のお尻から発光される、というわけです。

蛍が発光する理由は、雌にアプローチをするためです。

逆に雌は自分の居場所をアピールするために光ります。

生き物はそれぞれアプローチ方法が異なりますが、光る手段をとるのはなかなか珍しいです。

蛍は人間のように会話ができないですが、光でコミュニケーションをとっていると考えればどうでしょうか。

また、意外かもしれませんが蛍の幼虫や卵も発光します。

幼虫や卵で光る理由は解明されていませんが、所説によると食べても美味しいくないことを警告しているそうです。

 

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蛍が光るピークは?

蛍は夜に光りますが、何時まで光っているのかについては知らないはずです。

蛍が光るピークは、20時から21時半くらいまでとなっています。

時間で見ると、ピークはたったの1時間半くらいですからかなり短いですよね。

夜になると朝まで光っているのかと思いきや、短い時間の発光だけで終わってしまいます。

とくに22時を過ぎるとほとんど活動しなくなるため、発光はしづらくなります。

ただ、ピークは過ぎますがタイミングによっては23時や夜中の2時に光を見られる場合もあります。

蛍の光は、種類によって発光の仕方が異なります。

ゲンジボタルの場合は、曲線を描いて飛ぶのに対し、ヘイケボタルはまっすぐ飛んで発光します。

小さなヒメボタルは強めに発光します。

また、西日本では2秒光って2秒休む、東日本では4秒光って4秒休むとも言われています。

蛍を鑑賞するタイミングは?

蛍を鑑賞するタイミングは、日没にはスタンバイをして20時には現地にいればOKです。

ですが、さすがにどこでも見られるわけではありません。

むしろ、蛍はどこで鑑賞できるのか、というくらいにスポットは減ってきています。

蛍を鑑賞するベストタイミングは、

・暗い場所
・蒸し暑い
・風がない
・20時ごろ
・きれいな水辺

等が該当します。

とくに蛍はきれいな水辺を好むため、都会ではめったに見られません。

かなり田舎の川に行き、そこで条件さえ合えば蛍が見られるというわけです。

蛍は5月から8月まで観測できますが、それ以外は産卵やふ化、幼虫となり水中で成長します。

その際に貝などを食べて成長します。

そして時期になると成虫となり飛び立ちます。

しかし、蛍はたたの1~2週間しか生きられないため、その間に全力で発光し相手を探すというわけです。

命が1~2週間しかないと言われたら、真剣に相手を探さないといけないのは分かるような気がします。

そもそも、それがないと蛍は絶滅する一方です。

蛍を鑑賞する際のマナーは知っておこう!

蛍はみなさんが思っている以上に繊細ですし、今や絶滅してもおかしくないレベルまできています。

ですから、蛍を鑑賞するのであればしっかりマナーを守るべきです。

とくに子どもと一緒に鑑賞するご両親は、しっかり理解して共有しておきましょう。

まず、服装は長袖長ズボンは必須です。

やはり川沿いは虫が多いので蚊だけではなくダニなどの害虫から身を守ることが重要です。

それ以外には歩きやすい靴と帽子、手袋なども準備しておきましょう。

虫よけスプレーはあまり体にかけてしまうと、蛍に悪影響を及ぼす可能性がありますのでほどほどにするべきです。

撮影時はフラッシュはダメです。

蛍は明るい場所が嫌いなので、発光そのものをやめてしまいます。

まわりの人たちにも迷惑をかけてしまいますので注意します。

そして当たり前ですが、蛍は捕まえてはいけません。

これらを大人だけではなく、子どもにも共有しておきましょう。

蛍の光を見たいならスポットへ行こう!

蛍の光を見たいとお考えなら、蛍がいるスポットに行けば観測できます。

ただし、全国のどこにでもいるわけではありませんし、場所はかなり限定されます。

水がゆるやかに流れる川や、池や水田などが蛍の好む場所です。

そして蛍のエサとなるカワニナやタニシ、モノアラガイがいる場所がベストです。

もっとも確実に蛍を鑑賞するのであれば、「〇〇ほたるまつり」「〇〇ほたるの里」などの施設が全国にあるため、そちらを利用するといいでしょう。

たとえば、東京都であれば久我山ホタル祭り、三重県なら鈴鹿ほたるの里などが該当します。

イベントによりそれぞれですが、無料で鑑賞できるものもありますし有料で楽しめるものもあります。

ただ、どこも田舎の川に生息しているため、駅チカで行けるところは少ないかもしれません。

基本的に車移動がメインではないでしょうか。

ちなみに、日本一の蛍の観測地として知られているのは岡山県の真庭市です。

備中川では蛍が生息しており、さらにはゲストハウスなども併設されているため、ゆったりした時間を過ごせます。

もしくは長野県のほたる童謡公園です。

このエリアでは1万匹以上の蛍が観測できるタイミングがあるため、絶景スポットとしても知られています。

まとめ

ホタルの光る時期は5月から遅くても8月くらいまでで、時期はかなり限定されます。

しかも、蛍は夜に光るため、見る時間もかなり限定されますので、もし鑑賞できればかなり貴重な体験をしたと考えるべきです。

この時代は、だんだんと蛍が減ってきているので、少しでも興味があれば鑑賞しに行ってはいかがでしょうか。

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